Amazonプライムビデオその評判は――ただの動画配信サービスではない
POST:19/01/10UPDATE:19/04/12
自分が利用する動画配信サービスをどれにするか決めるとき、基準となる点はいくつかあると思います。
ある人は見たい作品がどれだけあるか。ある人は単純な配信タイトル数。ある人は料金の安さ。ある人は動画配信以外のサービスの充実度。
見たい作品は人それぞれで様々ありましょうし、一言で『ここが一番いい!』と断言できるものではありません。ですが、料金に対する配信タイトル数、そして配信以外のサービスの充実度という観点から、今回ご紹介するAmazonプライムビデオは非常に優れたサービスであるということは間違いありません。
では、何をもってプライムビデオが優れた動画配信サービスとするのか、実際の使用感や事例を交えつつ、ご紹介いたします。
Amazonプライムビデオ概要
基礎データ | |
---|---|
料金 | 325円/月~(税込)※2019年5月17日以降は408円/月~ |
無料体験 | 30日間 |
配信作品数 | 公式発表なし |
最大画質 | 4K |
サービス開始 | 2015年9月 |
プライムビデオの最たる特徴は動画配信サービスの中でも非常に安価な料金でしょう。月額会員でもその料金は400円/月、年額会員だと月額換算で325円/月で多彩なジャンルの番組を視聴できる動画配信サービスは、他にありません。
2019年4月12日追記:2019年5月17日より、プライムの会費がそれぞれ月額500円、年額4,900円に値上げとなります。
配信作品の数こそ公式には発表されてはいませんが、記事執筆時点での計測結果では10,000作品以上はありますし、そのタイトルも幅広く、優良なオリジナルコンテンツも用意されています。
無料期間も30日間あるため手軽に試すことができ、期間中に退会手続きを行えば料金も発生しません。極端な話、見たい作品が1本だけしかない場合、プライムビデオに登録してそれを30日以内に見終わって退会してしまえば、ただで利用できてしまいます。
総合的に見ると配信タイトル数そのものは少なめですが、その内容は、決して他に劣るものではありません。
プライムビデオはおまけでしかない?
プライムビデオを評価する上で外せないのは、やはりそのコスパのよさです。
勿論、単に料金が安いということだけではありません。安かろう悪かろうではコスパがいいとはいえませんから。
プライムビデオが何故コスパに優れているのか、それは、プライムビデオという動画配信サービスの立ち位置が関係しています。
Amazonプライム会員特典
プライムビデオはそれ単体の動画配信サービスではありません。正確ないい方をするならば、Amazonプライム会員向けの特典の1つです。
ここで、Amazonプライム会員にはどのような特典があるのか見てみましょう。
- 対象商品の即日配送が無料
- 限定先行タイムセールあり
- プライム会員限定割引あり
- 100万曲以上の音楽が聴き放題
(プライムミュージック) - 約900冊の電子書籍が読み放題
(プライムリーディング) - 写真をクラウド上に保存可能
(Amazon Photos)
こちらで取り上げたもの以外にも会員特典は用意されており、これらを月額500円で利用できるだけでも充分なサービスといっていいでしょう(各特典の詳細については後ほど)。
ですが、仮にこれらがなかったとしても、プライムビデオのコスパのよさは、実はさほど揺るがないのです。
実際に感じたプライムビデオの利点
お待たせいたしました。ここからはプライムビデオのサービス内容に絞って、実際に利用してみて感じた利点をご紹介いたします。
なお、カスタマーサポートに問い合わせてみたところ、筆者は2014年8月からプライム会員だったようです。ちなみにプライムビデオのサービス開始は2015年の9月でした(参照:プライム・ビデオ – Amazon)。
幅広いタイトル
ひとまず2018年12月時点におけるプライムビデオの『アニメ』『ドラマ』『映画』『ドキュメンタリー』に登録されているタイトル数を調査いたしました。その結果、
ジャンル | タイトル数 |
---|---|
アニメ | 970タイトル |
海外ドラマ | 712タイトル |
日本ドラマ | 551タイトル |
海外映画 | 923タイトル |
邦画 | 813タイトル |
ドキュメンタリー | 979タイトル |
計測方法 アニメ、ドキュメンタリー:カテゴリーから該当項目を選択した際の検索結果数 ドラマ、映画:カテゴリーから該当項目を選択後、元言語での登録数から集計 計測実施日:2018年12月28日 数字は計測実施日現在のものであり変動する可能性が大いにあります |
やや日本のドラマが少ない傾向にはありますが、多少重複するタイトルがあるとはいえ全体的に非常にバランスの取れた数字です。また、集計は取りませんでしたが、他にもバラエティ番組や旅番組、グルメ番組も網羅されており、プライムビデオでは様々なニーズに応えることが出来ます。
その内容も古いものから新しいものまで、有名作品もマイナーな作品も幅広く取り揃えられています。
では、具体的にはどのようなタイトルが配信されているのでしょうか。
下記で紹介しますタイトルの配信状況は2018年12月28日現在のものであり、現在では配信が終了している、あるいは見放題が終了している場合がございます。最新の配信情報はAmazonプライムビデオにてご確認をお願いします。
遊星からの物体X
物語の舞台は冬の南極基地。宇宙より飛来し墜落、10万年もの間氷漬けになっていた未知の生命体が永い眠りから解き 放たれ人類へと襲い掛かる。人間の体内に侵略し擬態をする“物体X”は、南極隊の仲間へと次々に姿を変え孤立した基地内に潜む。やがて疑心暗鬼に陥った隊員たちは死と隣り合わせの混乱の一夜を迎える―。
:1982 Universal City Studios Inc.
知る人ぞ知るSFホラー映画の名作『遊星からの物体X(THE THING)』です。誰が人間で誰がそうでないか分からないという心理的恐怖はさることながら、まだCG技術未発達の1982年当時において、正体を表した『物体X』の造形やリアリティは現在でも見劣りすることはありません。
グロテスクな描写が含まれるためそちらが苦手な方にはオススメできませんが、そうでないなら一見の価値ありです。
遊星からの物体Xファーストコンタクト
どこまでも雪と氷が広がる南極大陸。考古生物学者ケイトは、氷の中で発見された、太古の昔に死んだと思われる生命体の調査のため、ノルウェー観測隊の基地へと降り立った。しかし、“それ”は、まだ生きていた。調査の中、ケイトたちが解き放った物体は、狙いをつけた生物の体内に侵入、細胞を同化して、その生物になりすまし、自らの生存のため人間同士を争わせようとする宇宙からの生命体だったのだ。そしてケイトと12人の観測隊員たちは、氷に閉じ込められた南極基地の中で、突如人間から変形して襲いかかる“それ”の恐怖と、誰が“それ”に乗っ取られているのかすら分からない疑心悪鬼に巻き込まれていく・・・。
:2011 UNIVERSAL STUDIOS
そしてこちら。前作で『物体X』が蔓延する原因となったノルウェー観測隊の基地で何が起きたかを描いた『遊星からの物体Xファーストコンタクト』も配信されています。前作と比較するとやや粗が目立つとされることもありますが、前作にて発見されたノルウェー観測隊員の死体の配置やクライマックスなど、前日譚の名に恥じない作品ではないでしょうか。
SSSS.GRIDMAN
ツツジ台に住む高校1年生の響裕太は、ある日目覚めると記憶喪失になっていた。そして裕太は古いパソコンに映る『ハイパーエージェント・グリッドマン』と出会う。グリッドマンは使命を果たせと語りかけ、裕太はその言葉の意味と記憶を探し始める。突然の事に戸惑いつつも、クラスメイトの内海将や宝多六花、新条アカネたちに助けられながら毎日を送る裕太だった。が、その平穏な日々は、突然現れた怪獣によって容易く踏みつぶされた――。
:円谷プロ 2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
円谷プロといえばやはり『ウルトラマン』を思い浮かべる方が大多数かと思いますが、この『SSSS.GRIDMAN』の大本となった『電光超人グリッドマン』も忘れてはいけません。
勿論知名度はウルトラマンと比較すべくもありませんが、当時視聴していた人々は口を揃えてこういうでしょう。『時代が追いついた』と。
電光超人グリッドマン
廃品を使って手作りのパソコン<ジャンク>の立ち上げを試みる翔直人、井上ゆか、馬場一平の仲良し3人組と、同級生で孤独な秀才・藤堂武史。ある日、彼らが住む街・桜が丘の電話回線に、異次元宇宙から脱走してきた奇怪な力を持つ魔王カーンデジファーが侵入。武史の歪んだ性格に目をつけたカーンデジファーは、武史のパソコン内に居座り、武史を操ってコンピューター・ワールドを支配する事で現実世界を征服する作戦を始動させた。そんな中、直人たちの<ジャンク>に、カーンデジファーを追って異次元からやって来た実体を持たないエネルギー状の生命体・ハイパーエージェントが出現する。ハイパーエージェントは一平がCGで作ったヒーロー・グリッドマンの姿と名前をもらい、直人と合体。コンピューター世界でカーンデジファーの放つ怪獣達との戦いに挑む。
:円谷プロ
確かに今見ると大雑把な部分が垣間見えます。しかし、繰り返しますがこの作品が放送されていたのは1993年です。20年以上前です。当時は今のようにインターネットが普及していたとはいい難い状況でしたが、そんな中でコンピューターの中に入って戦うというアイディアは、時代を先取りしすぎたといっても過言ではありません。
他にも様々
こちらで紹介した4作品はほんの一部に過ぎません。他にも『シン・ゴジラ』や『おっさんずラブ』、『ゲゲゲの女房』、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』など、多種多様な作品が月額325円から楽しめるのですから、お得感は群を抜いています。
また、アニメの見逃し配信では『プライムビデオ独占先行配信』を掲げるタイトルも少なくなく、2018年秋のタイトルでは『色づく世界の明日から』や『寄宿学校のジュリエット』、2019年冬アニメでは『魔法少女特殊戦あすか』などが独占先行配信タイトルとしてラインナップされています。
配信作品一部紹介
オリジナル作品多数
プライムビデオには他の動画配信サービスでは視聴できないオリジナル作品が複数あります。中でも『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』は、シーズン1から2年以上経った今でも人気のコンテンツであり、すでにシーズン7も決定しています。
それのみならず、特撮ファン、殊仮面ライダーファンにとっては懐かしく、しかし新しい『仮面ライダーアマゾンズ』や、民間伝承好きなら見て損はない『ロア ~奇妙な伝説~』など、バラエティやドラマを中心に数多く展開されています。
地上波では放送しない?
これらオリジナル作品は、地上波では放送されていません。あるいは、内容的に放送できないものが多いともいえます。
そもそもこれらプライムオリジナル作品は、アマゾンの映像作品制作部門であるアマゾンスタジオが中心となって制作した作品であり、ならば当然、プライムビデオでの配信が大前提です。ですが、仮にそうでなかったとしても、地上波で放送するにはあまりにもハードルが高い作品が揃っています。
例えば先述した『仮面ライダーアマゾンズ』は直接的なバイオレンスシーンがあり、仮面ライダーの名を冠していながら30代~40代をメインターゲットとしており、プライムビデオの配信ページでは『未成年の方のご鑑賞に当たりましては、保護者の方の適切な配慮をお願い致します』という一文が記されています。
人によってはしばらく肉を食べることができなくなるほどとも言われていますので、たとえ深夜であろうとも、地上波での放送は不可能でしょう。
また、先程は触れていませんが、実際の自動車を用いる『戦闘車』については、放送そのものは可能かもしれませんが、自動車をぶつけ合うという番組の性質上、自動車を題材としていながらメーカーをスポンサーとして招き入れることが実質不可能であり、のみならず事故を彷彿とさることから地上波での放送は無理があります。
逆説的に、プライムオリジナル作品としての配信だからこそ、多少やりすぎても問題ないともいえます。視聴者の時間を強制的に奪うものではありませんので、見たくなければ見なければいいだけの話ですから。
画質も申し分なし
配信作品のみならず、配信されている作品の画質も気になるところかと思います。
この点に関してもプライムビデオは全く問題ありません。プライムビデオで配信されている多くの作品はHD画質で見ることができますし、中には4K画質に対応しているものもあります。
古い作品であっても(勿論最新作品とは比較するべくもありませんが)視聴するのに充分な画質が維持されているため、思い出の作品がモザイク画のようになっているということもありません。
4K画質で動画を視聴するためには対応している機器で視聴する必要がありますのでご注意ください。
使って思ったプライムビデオの欠点
続きまして、これまでプライムビデオを使ってきて『これはちょっとなぁ……』と感じた点をお伝えいたします。
最新話が有料になる場合がある
見逃し配信などテレビ放送と並行して配信している作品の場合、一部で最新話が一定期間有料配信となっている場合があります。
この『一定期間有料で配信し、その後プライム特典に変更される』タイトルはそう多くはありませんが、それでもやはり、そのタイトルを早く見たいという方にとってはひどく口惜しいものかと思います。
このような場合には他の動画配信サービスを利用するか、プライム特典入りするまで待つよりなく、前者はその分の利用料、後者は待ち時間が発生してしまいます。
どういった基準でこの配信形態になるかは事前に把握することはできませんので、最新作品の見逃し配信を待つ際には注意したほうがいいでしょう。
突然有料化?
それまで最新話もプライム特典として見ることができていたのに、ある日突然最新話が有料化する事態が稀に発生しています。
筆者が直近で確認できたのは、上述の『SSSS.GRIDMAN』や『ゴブリンスレイヤー』など、日曜日に配信されていたタイトルの10話、あるいは11話が何の前触れもなく有料化していました。
その翌日には通常通りプライム特典として改めて配信されていましたが、この出来事で各配信タイトルのレビューがやや荒れたことはいうまでもありません。
これについては後日、アマゾン側のミスだったとの発表がなされていますが、多くのタイトルが物語の佳境を迎えていた中でのこの不具合。実は過去にも発生しています。
こちらもアニメの最新話配信において発生しており、しかもそのタイトルが『シュタインズ・ゲート ゼロ』という人気タイトルだったため、その際も禍根を残していました。
今後同様の不具合がまた起こらないことを、切に祈るばかりです。
配信終了時期が分かりづらい
プライムビデオは一度見放題配信されれば永続的にその作品を見ることができるわけではありません。一定期間を過ぎれば、プライム特典からは外れてしまいます。
また、人気作品ならばかなりの長期間配信が続きますが、そうでない場合は短期配信になる場合も少なくなく、気づいたら配信が終わっていたということもあります。
では、その配信終了タイトルを調べるにはどうしたらいいのでしょうか。
これは利用している端末によって確認方法が異なります。正確にいうならば、利用環境によっては正確な配信終了日を確実に確認することができません。
プライムビデオの配信終了作品を確認する一番確実な方法は、アプリ版ではなくウェブ版のプライムビデオでの確認です。
ウェブ版での確認方法
ウェブ版であれば使う端末はスマホでもタブレットでもPCでも構いません。試しに、記事執筆時点で配信終了が近かった『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』をウェブ版のプライムビデオで確認してみましょう。
画像の通り、タイトルの下にプライム特典としての配信終了日が明記されています。
一方、同じ『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』をAndroidのプライムビデオアプリで確認すると……
ウェブ版では配信終了日が表示されていた箇所には何もなく、また、それ以降にも日付の表記はありません。
では、iOS版のプライムビデオアプリはどうでしょうか。同様に調べてみました。
こちらにも配信終了日は明記されていませんでした。
また、ウェブ版でも、配信終了の正確な日付が表示されるのはその2週間前と比較的ギリギリのタイミングです。一応、『30日以内にプライム会員特典ではなくなる映画』と『30日以内にプライム会員特典ではなくなるTV番組』というページはありますが、では具体的にはいつ? となると判然とはしません(このページに関してはアプリ版でも開くことができます)。
検索が使いづらい
こちらもウェブ版に関してはほとんど問題なく利用できるのですが、アプリ版のプライムビデオには致命的な使いづらさがあります。
それは、絞り込み検索ができないことです。
上記は記事執筆時点におけるAndroid版プライムビデオアプリの『海外ドラマ』ジャンルの表示画面です。左上から順に、推理モノの『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』の吹替版、崩壊後の世界を描いた『ウォーキング・デッド』の字幕版と来て、『プリズン・ブレイク』の吹替版、『エレメンタリー』の字幕版、『SUITS』、『THIS IS US』と続いています。
海外ドラマをご覧になられる方ならお分かりいただけるかと思いますが、何の整合性もありません。では、ここから自分が見たいジャンルに絞り込めるのかというと、残念ながら現時点においてプライムビデオのアプリ版にその機能はありません。
ではせめて新着作品順に並べ替えたいと思っても、アプリ版ではそれすらも不可能です。先述の配信終了タイトルの不明瞭さと合わせ、プライムビデオのアプリ版は非常に使いづらいと言わざるを得ません。
プライム会員特典
ここからはややおまけな要素が強いですが、他のプライム会員特典について軽く触れていきたいと思います。
すでに申し上げましたが、プライムビデオはプライム会員の特典の1つですので、他のサービスも追加料金なしで受けることができます。こちらでは、その中から2つのサービスについて軽くご紹介いたします。
プライムミュージック
プライム会員に登録するだけで、プライムミュージックに対応している楽曲が聴き放題になります。その数は100万曲以上とされており、記事執筆時点で海外アーティストでは『クイーン』や『ジャスティン・ビーバー』、国内では『あいみょん』や『スピッツ』といった有名アーティストの楽曲も多数含まれています。
他にも映画のサウンドトラックなどがプライムミュージック入りすることもあり、更に発売から間もない楽曲も、ものによってはフルで聞くことができます。
上位プラン『Unlimited』
プライムミュージックには聞ける楽曲数が更に増える上位プラン『Amazon Music Unlimited』があります。こちらは月額980円(プライム会員の場合は780円)の追加料金が必要ですが、それによって聞けるようになる楽曲数は4,000万以上と、Apple Musicに迫る楽曲数を誇ります。
こちらでも同様に最新楽曲が発売当日から聴き放題になることもありますので、音楽をよく聞くという方、よく買うという方は試してみてはいかがでしょうか。
プライムリーディング
こちらはプライムミュージックの電子書籍版といったところで、電子書籍リーダーKindleを使って数百冊の書籍や雑誌が読み放題になるサービスです。
こちらも配信される書籍や雑誌の入れ替わりがよくあるため具台的にどのような本が多いということは明言することはできませんが、コミックや小説、ビジネス書など、幅広く配信されています。
上位プラン『Unlimited』
そしてこちらにも、プライムミュージック同様の上位プランに近い立ち位置の『Kindle Unlimited』が存在します。こちらも月額980円がかかりますが、読めるようになる冊数は120万冊以上と雲泥の差があります。配信される本を2冊以上読めば元が取れるため、読書家にとっては要注目のサービスではないでしょうか。
Music Unlimited、およびKindle Unlimitedはプライム会員でなくとも利用することができます。
プライムビデオまとめ
実のところ動画配信サービス単体として見た場合、プライムビデオは料金の安さと豊富な独自コンテンツを除き他とのアドバンテージはさほどありません。アニメ単体に目を向けた場合はdアニメストアに、海外ドラマではNetflixやhuluにそれぞれ作品数で劣ってしまいます。
ですが、『プライムビデオはあくまでAmazonプライム会員の特典の1つである』ということを念頭に置いた場合、総合的には他を圧倒するサービスであることに疑いの余地はありません。
普段からAmazonをよく利用するという方、動画だけでなく音楽や本も好きだという方は、是非プライム会員への登録をおすすめいたします。